2012年2月23日木曜日

将棋が強くなるためには

将棋が強くなるためには

高校1年生のです。 最近、将棋を始めたばかりで、入門者なのですが、将棋が強くなるためには、どうしたらいいでしょうか?



小4の時に学校で将棋が流行ってたため、少しはやったことがありました。で、それ以来将棋はほとんどやってなかったのですが、最近、友人の影響で将棋をよくするようになりました。 でも、自分は将棋が弱いので、いつも友人に負けています。 そこで、昔父さんが将棋が強かったと聞いたので、一昨日から教えてもらってるんですが、昨日父さんに「お前は定石を覚えろ」と言われました。「できれば、後詰め将棋もしたら強くなる」と言われたのですが、本当にそれだけでいいのでしょうか?



父さんが、定石の本は持ってるので、詰め将棋の本を買おうと思うのですが(入門者なので入門者向けのを)、何かオススメの本はありますか?できれば、その本がなぜオススメなのかという理由まで書いてもらえたら嬉しいです。 詰め将棋の本にもかかわらず、定石の本でもオススメな本があれば、教えてください。



よろしくお願いします^^


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他の方の回答が素晴らしいものばかりなので、

私の回答は、どうぞ補足程度に読んでください。



上達法のあとに、おススメの棋書を添えさせていただきました。



① 格言や手筋等を勉強すること。



おススメの棋書:「羽生の法則」第1巻~第4巻、「上達するヒント」

(ちょっと難しいでしょうが、何となく並べるだけで、十分、力になります)



基本的な序盤・中盤・終盤での考え方や、

覚えておくと得になる、ちょっとしたテクニックの学習に当たります。



② 自分に合った得意戦法を一つ探して、いっぱい指してみる。



入門書を、本屋さんで実際に見て(あるいは図書館で探して)、

気に入った、自分にとってわかりやすそうなものを選んでください。

戦法は、実際に並べてみて、気に入ったものがいいです。



覚えるのは、最初はひとつの戦法で大丈夫です。

最初はなかなか勝てないでしょうが、

何回も復習してどんどん指してみましょう^^。



どうしてもあわなければ、変えたって大丈夫です^^。

ただ、あんまりすぐに諦めるのはかえって損ですよ。



③ 3手5手の詰将棋を解くこと。



おススメの棋書:「3手詰ハンドブック」☆★☆★☆!!!

このシリーズを私は強く推します。

実戦にありそうな詰み、200題をトレーニングできます。



詰将棋は大事です。まず第一と言ってもいい。「読み」の練習になります。

詰将棋は相手玉を最短手数で詰ませる、パズルのようなものです。

浦野七段の「ハンドブック」シリーズは他にもあるので、

何回もクリアすることができたら、5手詰ハンドブックに進んでみてください。



詰将棋をやるときの注意点は、

自分の考えている手順を、盤に並べて考えないことです。

頭の中で解くことが、大切です。

もっとも、問題図を並べるだけなら大丈夫ですよ。



5分10分考え得わからなかったら、答えを見てもかまいません。

うんうんといつまでも唸っているよりは、解説をいつも以上に良く読んで、

そしてここぞとばかり、実際に何回も盤に並べるといいですね。

見えなかったものを、なるほど~!と、体に馴染ませるわけです。



④ 出来るだけ感想戦を行うこと。



指した将棋の検討会にあたります。どこが悪かったのか、

どこが良かったのか、お互いどこでどんな風に考えていたのかなどを話します。



⑤ プロの将棋の棋譜並べをする。意味はわからなくても大丈夫です。



日本将棋連盟の将棋専門誌「将棋世界」にいっぱい載ってます。

初心者の方でしたら、こう指すものかぁ~・・・という漠然とした感じで十分です。

実際に盤に並べることが大事です。

棋譜の読み方は、初心者向けの将棋入門書で覚えるといいですね。

入門本なら図書館にも探せばあると思います。



⑥ いっぱい指す。



将棋にもいろいろあります。「駒落ち」と「平手」です。

駒落ちは、上手(うわて、強い方)が駒が何枚か無い状態から指すハンデ戦で、

左香落ち(上手から見て左側(角側)、下手から見ると右側の香を落とす)、

角落ち、飛車落ち、飛車香落ち(飛車と、左香落ちの香を落とします)、

二枚落ち(=よくある飛車角落ち、上手大駒なしということです)、

四枚落ち(飛角香香を落とします、上手は玉金金銀銀桂桂)、

六枚落ち(飛角桂桂香香を落とします、上手は玉金金銀銀)、

八枚落ち(飛角銀銀桂桂香香を落とします、上手は玉金金)、

十枚落ち(歩以外全部落とします・・・詰みの練習用ですね^^;)があります。



強い人に駒落ちで臨むのも、およそ同じレベルの人と平手で指すのも、

どちらもとても大切です。同じ人と(お父様など)ばかり指すのが退屈でしたら、

お住まいの地域を知らないので、いい所が近くにあるかは判りませんが、

将棋道場を探してみてください。



あるいは、ネット将棋という選択肢もあります。

将棋倶楽部24が圧倒的に支持されているサイトです。

登録の手間はかかります(特に無料メールアドレスで登録する場合)が、

個人管理で高信頼の、とてもいいサイトです。



アドレスを貼っておきます(単に「将棋」で検索すれば出てきますが^^;)。

http://www.shogidojo.com/

棋力「初心」か「15級」で最初は初めて見ると良いでしょう。

覚えたこと学んだことは、どんどん実戦にぶつけてみましょう。



対局は、最初はネットでも道場でも負けばかりかもしれませんが、

内容を反省して次に望めば、絶対に実力は上がります。

感想戦(相手が受けてくれるかは別問題ですが)をやると効果倍増です。



⑦ 礼に始まり、礼に終わる、の約束を大切にすること。



よろしくお願いします。負けました。ありがとうございました。

やはり、挨拶はきちんとしたほうが気持ちいいですよ^^。

偉そうな言い方で申し訳ないのですが、

“礼に始まり礼に終わる”は、基本中の基本です。



・・・こんな風にやってみてください。

大丈夫です。多少時間はかかっても、これから絶対上達できます^^。



将棋は楽しいですよ!頑張ってくださいね^^♪♪♪!!



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定跡を覚えて、積み将棋をやって、対局すれば間違いなくレベルは上がります。

対局は

http://www.shogidojo.com/

将棋24をお勧め。(かなり有名かも)

システムとレベルがしっかりしてるから。


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中飛車の本を買ってきて読んで指しましょう。中飛車は単純でありながら左の金を守りに使いますから簡単には相手も攻めつぶせません。狙いも単純、中央突破なので相手も必然駒組みを中央に集めざるえず、しばらくは攻めに来れません。他の振り飛車だと案外一気に急戦にこられてつぶれたりします。ただしゴキゲン中飛車は定跡を覚えるのが大変でしかも一気に負けちゃう可能性もある急戦なのでお勧めしません。



詰め将棋は薄めの3手~5手の本で十分です。何度も何度も解いてボロボロになる位繰り返します。PCの将棋ソフトも将棋上達にはいいと思います。奨励会モード(弱い級位からコンピューターと対戦し勝つに従って段位に上がっていく)で対戦していくと自分の大体の棋力もわかりますし、局後の感想戦(どこが悪かったとか良かったとか)までしてくれるものものもあります。東大将棋、AI将棋、柿木将棋なんかは有名です。


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「将棋強くなりたい」系の質問は探せばすでにいくらでも落ちてますから

方法もたくさん出てくると思います。



アドバイスできるとしたら、その方法を片っ端から試してみて、

これが自分に向いているんじゃないかという方法でとことんがんばることです。

人によって向き不向きがありますし、それ一本でもある程度は強くなれます。

実戦はある程度指した方がいいですよ。定跡を覚えるとか詰将棋を解くとか

プロの棋譜を並べるとか、そういう勉強法は最初のうちは一つに絞っても大丈夫ということです。



詰将棋でしたら、難しい問題をずっと考えるより簡単なものをたくさん解く方がいいです。

本当は書店で立ち読みして読みやすいのを買うのが一番ですが

ネットでしか手に入らないのでしたら「1手詰め」とか「3手詰め」などの手数の短いのが

よいと思います。理由は、基礎は大事だし簡単に見えても実戦では意外と見落としやすいからです。



本当は高校生でしたら、学校に将棋部があるのならそこに入るのが一番なのですが。

そういう環境さえそろえば、その気になればすぐに強くなりますから。



あと、いつか必ず突っ込まれると思うので書いておきますが、将棋では「定跡」と書きます。

(定石は囲碁です)


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自分が居飛車、振り飛車、変態戦法(w)のどれを指したいかにもよると思いますが、

初心者のうちは簡単な詰め将棋くらいだけでいいでしょう。

後は、本を読むよりも他の強い人が指しているのを見るほうが

よほど効果的だと思います。

定跡も自然と覚えられるでしょうし。

それで気になった指し方(戦法)があったならば、

その戦法の本を読み、その戦法の棋譜を見る、というのが一番いいでしょう。



それで物足りなくなれば、

本屋の定跡の本を片っ端から読む、みたいにするといいと思います。



特におすすめできる本はないですが、以上です。

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