将棋棋譜分析お願いします。激指し10（四段＋）との駒落ち戦（飛香落ち）ですがご...

将棋棋譜分析お願いします。激指し10（四段＋）との駒落ち戦（飛香落ち）ですがご指導宜しくお願いします。

先手: 激指し10（四段＋）（△） / 後手:横槍八段（▲）棋譜上、先後逆になってます。



手合割：飛香落ち



持ち時間、先手、後手ともに無制限です。



△３四歩▲２六歩△６二玉▲２五歩△３三角▲７六歩△７二玉▲４八銀△８二玉

▲６六歩△５四歩▲５六歩△４二銀▲５八金右△７二銀▲６八銀△５三銀

▲７七銀△４四銀▲６七金△５五歩▲同 歩△同 銀▲５六歩△４四銀▲６八玉

△６四歩▲７八玉△５二金左▲７九角△３五銀▲８八玉△６三金▲７八金

△７四歩▲４六歩△７三桂▲８六歩△６五歩▲同 歩△同 桂▲６六銀△５八歩

▲５五歩△６四歩▲９六歩△９四歩▲６八角△４四銀▲５六金△８四歩▲３六歩

△１五角▲３七桂△３五歩▲１六歩△５九歩成▲同 角△５一角▲４七銀

△３六歩▲同 銀△６二角▲４五桂△３三桂▲２四歩△同 歩▲同 飛△５七歩

▲２一飛成△５八歩成▲２六角△８五歩▲３三桂成△同 銀▲６二角成△同金引

▲５四桂△６三金▲９五歩△３八角▲６七角△９五歩▲９二歩△同 香▲６二歩

△７一金▲６五銀△同 歩▲８四桂△８三銀打▲７二桂成△同 金▲６一歩成

△６六桂▲同 金△同 歩▲２三角成△６八と▲同 金△６四桂▲７七銀

△６五角成▲６二と△同金寄▲同桂成△同 金▲４五馬△７六桂▲同 銀

△同 馬▲８一龍△７三玉▲７七金打△８六歩▲７六金△８七銀▲７九玉

△６七桂▲同 馬△同歩成▲９一角△８四玉▲８五歩△９四玉▲６九玉

△７八銀成▲同 金△５八金▲７九玉△５七角▲８八玉△７八と▲同 玉

△６八角成

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generated by 激指10



恥を忍んで棋譜アップしました。悔しいが負けました。



激指し四段＋で棋譜解析した所、114手目▲77金打ち、116手目▲76金が疑問手でした。

それまでは疑問手らしい疑問手はありませんでしたが（？マークがなかったです。）



それでも形勢はじりじりと差が詰まっていました。ここで互角から激指し有利になりました。



尚、悪手は122手目▲91角、124手目▲85歩、126手目▲69玉です。（悪手連発してしまいました。）



最初は私が優勢です。駒落ち戦なので当然ですが（汗）（＋1230）



質問です。



１．形勢を突き放すような中盤～終盤の指し廻しがあればご指導願います。



疑問手がないのにじりじり差を詰められてしまいます。

（最善手ばかり指さないと負けるような気持ちになってしまいました）



駒落ち戦で勉強した本は『駒落ち新定跡』著書：高橋道雄九段



宜しくお願いします。

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素人の意見ですが参考までに。



３２手目▲８八玉

矢倉を目指した手ですが、上手の角筋に玉を入れるのは危険。▲５七銀、△６三金、▲４六銀とぶつけて、△同銀は▲同角で次に▲２四歩を狙う。△４四銀なら１、９、３筋の歩を突いて、矢倉に組むか攻めていくかは様子で決める方がいい。



５４手目▲３七桂

ここは▲４五歩、△５三銀とバックさせてから▲３七桂（または銀）とすれば、角筋が通って▲２四歩と行ける。▲４五歩に対して△４八角成、▲同飛、△５九銀と強行する手は、▲同角と取ってしまえば銀取りが残って下手よし。



６０手目▲４七銀

ここも▲４五歩ですね先手を取るべき。△５三銀は▲３五歩で歩得。△３六歩は▲４四歩、△３七歩成、▲同銀、△４四歩と手が戻る。このあと例えば▲４二歩、△同角、▲４三銀、△５一角、▲４二歩とか、角を押さえてしまえば飛車がさばける。



６５手目△３三桂の局面。玉の固さ、駒の効率のどちらも上手が勝っていて、飛香落ちのハンデがほぼ無い状態。手合いから考えて勝つのは難しいと思えます。



高橋９段の本は読んでませんが、上手の形が本局と違うのではないでしょうか。７七の銀が△６五桂のちょうどいい当たりになってしまい、８八の玉が角のラインに入っていては、やや序盤から作戦負けのような気がします。

やはり香落ちの欠陥を突く攻めをするべきで、先攻逃げ切りのような展開にするのが戦い方のコツかと思います。

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29手目△5二金左と左翼の受けを放棄し玉を固めた上手にすかさず▲7九角と2筋をロックオンしたのは機敏ですが、その方針に反する手が36手目▲4六歩です。3五の銀が泣いているこの局面、▲3六歩△同銀▲2六飛△4五銀▲2四歩△4四角▲2五飛△3三桂▲2八飛で先手が指せます。2三歩成が桂馬に当たるため上手は飛車先を2六歩打で止められません。あるいは用心深く△1五角に備え▲1六歩とするべきで、▲4六歩は下手の角を殺した悪手。上手の角が下手玉のコビンを狙い撃ちしているため、さっさと捌いて上手角に盤上から消えてもらうように指すべきでした。





48手目▲6八角でも▲3六歩の銀ばさみはありました。以下△4四銀▲5六金となった局面は歩切れの上手に打開の手段はなく、下手は次に▲4五歩△5三銀▲3五歩△同歩▲3四歩があります。8六から角を覗く筋のない本譜では▲6八角はほぼ一手パスに等しい悪手です。





本譜は飛車を成り込んだ代わりにと金をつくられ、玉への近さと囲いの固さの差から77手目△6二同金引の局面は上手持ちになっています。これは▲3七桂の跳ね時を間違えた代償で、3筋からの攻め味を与えた下手のミスと言えると思います。





それでも持ち歩の数を生かしてここで▲6三歩と叩いていたら下手は勝てていたでしょう。△同金▲6五銀△同歩▲6四歩△同金▲6二歩△7一金▲5三角△6三金▲7一竜△同玉▲6一歩成△同玉▲5四桂△5二玉▲3一角成で金のない上手は受けにくくなります。本譜78手目▲5四桂が直接的な敗着。わざわざ上手の一番固いところを攻めたせいで浮き駒の5六金を狙う上手の攻めが間に合ってしまいました。82手目▲6七角は負けても打ってはいけない手です。恐らく人によっては｢こんな手を指すなら将棋は指す資格はない｣と言われるかもしれません。これがなければ本譜▲6一歩成で▲9一角があったというだけでも言わんとすることは分かると思います。





以下は上手必然の寄せ、下手は善悪を云々する余地はないと思います。