将棋王将戦第5局
最終的な敗着は▲5六桂でしたが、そこで▲3五桂だった場合の結論ってどうなったのでしょうか?????
王将戦棋譜サイトでは後手勝ちだか難解な変化としか紹介されてなくて・・・・・・・
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王将戦棋譜サイトにコメントが112手目にも追記されてます。
http://mainichi.jp/enta/shougi/etc/kifu/100310.html
▲3五桂△3五同歩▲5二飛成(1)△2五桂打
これは以下いろいろ変化が書いてありますが難解です。
(2)△3八飛成と銀を取る順も考えられる。
これで後手玉はきわどいながらも詰まず、先手玉は受けなし。
この変化を添付図面に示します。
以下
▲3二龍△3四玉▲5二角成が危険な筋です。
ここで金合い、銀合いは詰むので桂合いです。
△4三桂▲同馬△同馬▲同龍△同玉▲5二角
ここでうっかり△4四玉とすると
▲5三銀不成△同玉▲6三歩成△4四玉▲3五金△同玉
(△5五玉は▲5六金) ▲3四金△2五玉▲2六歩
で頓死(とんし)してしまいますが
▲5二角に対して
△3二玉▲4一角成 △4三玉▲5二馬△3二玉
▲4一馬△4三玉▲5二馬△3二玉……
と逃げる手順があり、連続王手の千日手は反則ですので
後手玉に即詰めはなく、
またたくさん駒を渡すので先手玉の必死はほどけず
後手の勝ちになります。
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対局後の検討では、正しく指せば、後手の勝ち、という結論でした。
しかし、何か妙手が潜んでいる場合もあるので、一応結論とした、というところです。
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