将棋棋譜分析及び序盤の指し廻しについて教えて下さい。宜しくお願いします。
将棋棋譜分析及び序盤の指し廻しについて教えて下さい。宜しくお願いします。
先手: 横槍八段 / 後手: SDIN将棋レート1352点の方
手合割:平手
持ち時間30分、1手の考慮時間は確か5分、キレたら30秒
▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△3二飛▲2五歩△3三角▲6八玉
△6二玉▲7八玉△7二玉▲9六歩△9四歩▲5八金右△8二玉▲5六歩
△7二銀▲7七角△5二金左▲5七銀△4二飛▲8八玉△3二銀▲9八香
△6四歩▲6六歩△6三金▲9九玉△5四歩▲8八銀△7四歩▲7九金△4五歩
▲6八金寄△7三桂▲8六角△8四歩▲7八金寄△8三銀▲1六歩△1四歩
▲3六歩△7二金▲3八飛△4四角▲5九角△3三銀▲3七角△2二飛▲2八飛
△2四歩▲同 歩△同 銀▲4六歩△3三桂▲1五歩△同 歩▲1三歩△同 香
▲4五歩△同 桂▲4六角△2七歩▲同 飛△2六歩▲4七飛△5七桂成
▲同 角△4三歩▲2五歩△同 銀▲1三角成△2一飛▲2二歩△8一飛
▲2四馬△3六銀▲1七飛△2七歩成▲1五飛△1八歩▲7五歩△同 歩
▲4六馬△3五歩▲1三飛成△1九歩成▲4三龍△6六角▲7四歩△同 銀
▲8六桂△8三銀▲6九香△4五歩▲3五馬△8八角成▲同金上△4七銀成
▲7四歩△8五桂▲6四香△同 金▲7三角△9二玉▲6四角成△8二銀
▲7三金△同 銀▲同歩成△同 金▲同 馬△8二金▲同 馬△同 飛▲7三金
△8一銀▲8三金△同 飛▲同 龍△同 玉▲7四銀
序盤方針を迷いながら指してました。気が付くと身動き取れない状況に陥ってました。75手目の▲25歩が入るまでは正直苦しい将棋でした。尚、後手の角取りの段階で(70手目の所で)△46歩~△43歩と指されていたら、まだまだ苦しい将棋です。
居飛車穴熊は余り勝率が良くないので教えて下さい。
序盤の質問です。
1.▲68金の前に角を引くべきですか?(それとも▲67金の方がバランスがいいのでしょうか?)一応▲26角、▲37桂、▲48飛車の攻撃布陣を敷いて、4筋から攻めようと考えていたのですが、どう考えても後手の△65歩の仕掛けが気になって、無理だと感じたので仕方なし▲37角にした次第です。
2.その他、先手側(私)の指し手でもっと他に効率の良い指し廻しがあれば教えて下さい。
本譜は相手のうっかりに助かりました。(▲25歩の所です)これがなければ負けてたような感じもします。
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1 本譜でも▲59角でも▲67金でも一局ですが、居飛車穴熊が自信なければ▲78まで金をもっていくと良いでしょう。
ただし四間飛車で居玉のまま(藤井システム)だと居飛車の左右の金のもって行き方ポイントになり、一目散に穴熊に組むとイタイ目にあいますので注意。(具体的に▲67&78金型がよさそうです)
2 その他
格言 穴熊が完成するまでおとなしく、完成した途端に暴れ出せ。
おとなしくとは、端歩を突いたり、こちらから仕掛けずにアナに組むのがいいでしょう。
△65歩の仕掛けですが、アナが完成すればなんとかなります。特に本譜の場合振り飛車の左銀が遅れていますので大丈夫です。
35手目▲59角で△65歩はタダですし
37手目▲86角(疑問手)を▲78金にしても△65歩▲同歩で
△同桂なら▲33角成△同銀▲64歩、ほっとくのは歩成が厳しいので、どう応じても▲66銀と自然に銀が進出
△77角成なら▲同桂△39角ではっとしますが、▲64歩、これもほっとくのは歩成が厳しいので△62金▲58飛と手を戻し▲75歩から▲74歩を目指します。図参照
格言 四間飛車側が△54歩型なら▲26角、△54銀型なら▲37角
ひとつの方程式になっています
これに先ほどの格言を加えますと
45手目の飛車寄りが86角型(疑問手のまま)なので「穴熊が完成するまでおとなしく」にあてはまりません
角の頭が危ない状態なので45手目▲51角にすると、予定通り▲26角、▲37桂、▲48飛車の攻撃布陣を敷いて・・・が実現出来るでしょう。(51角のタイミングによっては△55歩が気になるので注意)
47手目ですでに26角が実現できそうもありませんので▲68角でとして▲46歩とかで大暴れでどぉでしょう。
格言 穴熊が完成するまでおとなしく、完成した途端に暴れ出せ。
格言 四間飛車側が△54歩型なら▲26角、△54銀型なら▲37角
試してみてください。
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ポイントは端。
先手にとって9筋の突き合いが仇になる展開を狙い目に後手は指してきます。即ち歩得からの端への殺到。その意味で▲5九角に△3三桂と歩得を狙われたら△3二銀型で2筋が固いため先手容易でない。以下▲2八飛△4一飛▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△4六歩▲同歩△6五歩という筋があります。
6筋と4筋を絡めて捌くのが見えている後手に対し、7八金と締めるのが早いとやぶ蛇になることもあるため、角の転回はもっと早くしたい。6七金型は浮き駒なため一長一短。先手から4筋をいくのは無理筋。とすると本譜の構想は後手の三間から四間への繰り替えと△1四歩の手間・手損を突いた最善。後手は△4五同桂が安易で△5三角とかわす方が勝る。
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