2012年3月12日月曜日

将棋 棋譜鑑定お願いします。 右四間飛車

将棋 棋譜鑑定お願いします。 右四間飛車

初心者です。 私が後手です。



▲4六桂を放置して、△7九飛と降ろしてしまったのがよくなかったと思います。



どうすれば、よかったのでしょうか?



アドバイスお願いします。


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まず序盤ですが、先手の陣形は目も当てられないほどの大悪形です。

角道は二重に止まり、玉飛角が再接近、右四間飛車の攻めを受け止める方法を知らないのでしょうが、こんなにダンゴにしてしまったら中々ほぐしようがないほどの愚形です。

したがって、愚形は愚形のままでできるだけ長い間死んでいてもらう、というのが正しい感覚だと思います。



だとすると、後手が30手目に8五桂から攻めていったのは私の感覚的には理解できません。どうせ先手から有効な手はほぼないに等しいので、3三角~2二玉と陣形をゆっくり整備します。下手すると、2四歩、2三銀から銀冠に組み替えて、さらに穴熊に囲う余裕すらありそうです。その間先手は手をこまねいて無駄な手待ちをするしかありません。

固めるだけ固めてから攻めれば後手がかなり指しやすい形勢だったと思います。



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僕なんかの意見でよろしければ・・・



28手目▽9四歩



正直なところ疑問手です。



ここでは▽1四歩としておくべきだったと思います。先手に▲1五歩と突き越されたことによって後手玉のはかなり狭くなってしまいました。



▽9四歩はいつでも指せる手なので、今すぐ指す必要はなかったと思います。何より▲1五歩と突き越されたというのが痛かったと思います。



30手目 ▽8五桂



大袈裟にいえば悪手だと思います。先手の角は相当使いにくい形です。理由は▲7七桂と指されていることによって角の働きがかなり悪くなっているからです。



ですが、後手が桂交換をしてしまったことによって、先手の角に働きの見込みができてしまいました・・・これは明らかな大損だと思います。



遊び駒がある場合、それを遊ばせたまま局面を進めるのが良かったと思います(例えば▽3三角~▽2二王と深く囲っていくとか、▽2四歩から銀冠を目指すとか、そこからまたさらに▽1二香から穴熊を目指すとか・・・)



36手目 ▽6五同銀



疑問手です。ここは力をためる意味で▽7三桂と打って次の▽6五桂を狙いたいところです。



▽7三桂に対して▲6六銀右等と上がるのは単に当たりが強くなるだけですし、次の▽6五桂の手の受けも難しい。



仮に▲6六銀右なら▽8六歩▲同銀▽6五銀▲同銀▽8八角成▲同飛▽6六歩▲同金▽6五桂で、後手の攻めが続きます(次に▽7七銀や▽5七桂不成等、後手にはたくさん指したい手がある)



持ち駒にした桂を元の位置に打つというのは抵抗感が感じられるものではあったと思いますが、▽6五同銀▲6六歩▽5四銀と進んでただの一歩交換に終わってしまったのは面白くないと思います





僕は中終盤には自信がないので序盤だけのご指摘になりますが、参考になれば幸いです。

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