2012年3月18日日曜日

結局、将棋の棋譜に著作権はあるのですか?

結局、将棋の棋譜に著作権はあるのですか?

ネットで調べたけどあるとかないとか良く分かりませんでした。


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囲碁は、著作権を主張していますが、将棋連盟は著作権は認めていません。

ただし、主としてプロの棋戦の棋譜は、棋戦の主催社(新聞・テレビ・雑誌等)が優先的使用権を契約で保有しています。

プロの指し手をまねしても、著作権違反にはなりませんが、引用のレベルを超えて無断でプロ棋戦の棋譜を掲載する事は認められていません。

観戦記や、棋譜内容に関するプロの感想・解説は、著作物になる場合が普通です。



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棋譜に著作権はありませんよ。

文化庁に問い合わせてみれば分かります。



将棋連盟も著作権がないことを知っていますが、

「ない」と明言してしまうと、スポンサーとなっている

新聞社のメリット(棋譜を掲載できる)がなくなって

しまいますから、勝手に掲載しないように「お願い」

している状況です。



プロの棋譜をWeb上に掲載しても、将棋連盟が

訴えたりすることはありえません。なぜなら、訴えて

著作権がないことが公になってしまうと、困るのは

将棋連盟だからです。


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日本将棋連盟は「棋譜は創作性のある表現である」(Wikiより)、

つまり一応?著作権を主張しています。

なので無断転載は「本来なら」NGでしょう(囲碁=日本棋院も同様の解釈)。

ただ物理的に取り締まるのは不可能に近いし、

スポンサー(新聞社)の立場を考慮しての「建前」である可能性も

(契約している新聞社の新聞に棋譜が載る為)。

色々と複雑な話のようです。



対照的なのはチェスで、FIDE(国際チェス連盟)は「棋譜は単なる事実の記述」とし、

著作権を全く主張していないという事(下部組織の日本チェス協会でも同様)。

オープンであるとも言えるし、棋譜(勝負の内容)を軽視しているとも取れるし、

どちらが良いのか判断が付け難いです。


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ない。



第二条一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。



一般に用いられている棋譜にはない。

但、将棋本として独自の編集方法で製本させた場合にはその著書に対して発生する場合はある。


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2ちゃんねる等で平然と棋譜貼りがされてますが、かなりグレーだと思います。

後世に残す棋譜という観点で考えれば、作品としての創作性は否定できないので、棋譜自体は二人の対局者の共同著作物に該当する可能性は高いと思います。

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