2012年3月20日火曜日

将棋 棋譜鑑定 アドバイス

将棋 棋譜鑑定 アドバイス

将棋 棋譜鑑定 アドバイス



ここ30局ほどスランプで、かなり負けこんでいる状態です。



後で自分の将棋を見てみる限り、「ココセ」が圧倒的に多いと感じています。また、中盤の時なんかは一体何を指せば良いやらさっぱりわからなくなってきた感じもしています。



自分が何故こうも「ココセ」を多く指してしまうかさえはっきりしない状態です。



何かアドバイスをいただけないでしょうか。よろしくお願い致します。



▲7六歩▽3四歩▲2六歩▽4四歩▲4八銀▽9四歩▲5六歩▽3二銀



▲6八玉▽4二飛▲7八玉▽6二王▲5七銀▽7二銀▲9六歩▽7一王



▲5八金右▽5二金左▲8六歩▽6四歩▲8七玉▽7四歩▲7八銀▽8四歩



▲2五歩▽3三角▲3六歩▽4三銀▲3八飛▽3二飛▲2八飛▽7三桂



▲4六歩▽5四銀▲5五歩▽6三銀引▲5六銀▽8二王▲1六歩▽1四歩



▲9八玉▽5一角▲3八飛▽2四歩▲2八飛▽3五歩▲2四歩▽3六歩



▲3八歩▽3五飛▲2三歩成▽1五歩▲1二と▽2四歩▲1一と▽1三桂



▲1五歩▽2五桂▲4七金▽8五歩▲同歩▽9五歩▲同歩▽8五桂



▲8七玉▽9七歩▲8六歩▽8四角▲8五歩▽3九角成▲2六飛▽3八馬



▲3九歩▽同馬▲3六金▽4八馬▲3七歩▽3一飛▲6六角▽3八馬



▲5九香▽6五歩▲7七角▽3五歩▲2五金▽3六歩▲同飛▽同飛



▲同歩▽2五歩▲9七香▽3九飛▲9四歩▽9二歩▲9三歩成▽同歩



▲9二歩▽同香▲8四桂▽投了


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具体的な敗因はmekuriya394さんが指摘してくれているので、もうちょっと前に戻って作戦を考えてみましょう。

27手目までは、定跡どおりの局面です。

28手目△4三銀(悪い手ではないと思いますが)では、△7三桂をいそぎたい気がします。(局面図)



ここから先手のいろんな手法に対抗する指し方を考えてみます。



大まかにわけて居飛車側は、3とおりの手法が考えられます。



①▲3八飛からの攻撃



②▲5五歩から5筋位取り



③▲6六銀からの四枚美濃





①に関しては、平凡に△6三金▲3五歩△同歩▲同飛△4三銀と指してもそんなに不満はありません。▲3四歩といってもあとで取られるので▲3六飛か▲3八飛あたりだと思いますが陣形を固めてこれからの勝負です。



②に関しては、▲5五歩△4三銀▲5六銀△6三金▲7九角△2二飛▲3七桂△5四歩▲同歩△同銀▲5五歩△6五銀とぶつけて後手に不満なしです、以下▲同銀△同歩▲7七桂なら△4二角から△7五歩を狙います。



③に関しては、一番多いパターンと思います。この変化にかんして△7三桂が一番働いているかと思うので直前の△7三桂を推薦したわけです。 以下▲6六銀△4五歩▲7九角△6五歩▲7七銀△4三銀▲9八王△5四銀▲8七銀△6三銀引▲7八金△8二王というのは一例ですが、△6五の位を抑えると先手の駒組みが分断されて後手に不満はありません。このあと △5四歩から△5五歩とかを含みに指せば作戦的に成功と思われます。



なお▲4六歩から▲4五歩とくるのは、普通に陣形を固めておいて後手不満はないと思います。ちょんまげ美濃のままだとあたりが強すぎるためです。



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▽2四歩(44)とは何たる暴挙。一手で駄目になった将棋。▲2四同歩▽2二飛▲2八飛▽2四飛▲同飛▽同角という読みだろうけど勝手読み過ぎる。それでも46手目▽2二飛ならなんとかなったかも。

▲4五歩▽同歩▲5四歩が見えているから、その前に動かなければと考えたのだろうけど、無謀だ。

44手目は▽1三香と待って▲4五歩▽同歩▲5四歩▽3三桂▲3五歩▽同歩▲5三歩成▽同金▲3四歩▽2五桂▲3五飛▽2四角といった調子で捌くしかあるまい。▲3五歩のところで▲2八飛と戻す手もあるが、その時は▽4六歩▲2四歩▽同歩▲同飛▽4五桂▲2一飛成▽4二飛▲3三角成▽4一飛といった要領。

振り飛車は自分から動かず、居飛車に仕掛けさせて、その動きを利用して大きく捌く。これが基本原則なのだ。それが振り飛車から動いて、居飛車にその動きを逆用されてしまうような展開は最悪。いまいちど基本原則をよく見直して欲しい。

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