2012年3月18日日曜日

将棋の一手目は?

将棋の一手目は?

一番、勝率の高い一手ってあるのですか?


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約44000万局を調べた時の一覧です。(殆どはプロの公式戦です)

指し手 局数 比率 先手勝率

1.▲7六歩 32799 ( 79%) 0.532

2.▲2六歩 8161 ( 19%) 0.510

3.▲5六歩 349 ( 0%) 0.530

4.▲9六歩 25 ( 0%) 0.320

5.▲1六歩 24 ( 0%) 0.435

6.▲6八飛 16 ( 0%) 0.500

7.▲3六歩 15 ( 0%) 0.533

8.▲5八飛 15 ( 0%) 0.400

9.▲6六歩 13 ( 0%) 0.231

10.▲4八銀 11 ( 0%) 0.400

11.▲7八金 10 ( 0%) 0.400

12.▲7八飛 5 ( 0%) 0.400

13.▲6八玉 2 ( 0%) 0.500

14.▲8六歩 1 ( 0%) 1.000

15.▲6八銀 1 ( 0%) 0.000



プロ及び将棋関係者が利用しているデータベースは

約7万局登録されていて、それによると

プロの公式戦では▲8六歩は2局あるらしく

2戦全勝なので、一番勝率が高い手(10割)です。

でも、良い手ではないはずです。



補足に対する追記:

同じ人でも、常に同じ手を指すわけではありません。

負けた側は同じように指しては困るから手を変えます。

また、棋力が常に同じように発揮されるわけではありません。

これだけ棋譜が有っても、同一の将棋はないです。

平均110手くらいで勝負がつきますが、

70手目くらいまで同じということは何回かありますけれども。



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将棋は、先手必勝です。だから、初手を打った瞬間先手の勝ちが決定します。

囲碁ではそんなことはありません。

なので囲碁をやってみてはいかがでしょうか?


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7六歩、2六歩、5六歩あたりは

勝率も変わらないと思います。

他はやや損でしょうか。



実力が同じ人同士が対戦した場合、

どちらが勝つか、まだ結論は出ていません。

(将来、出るかどうかも不明)



先手勝率がやや高いのは事実ですが、

先手必勝の結論ではありません。


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一手目で勝率が明らかに低くなる手はあると思いますが、一手目で勝率が上がる手は無いような気がします。

敢えて勝率を上げる方法を挙げるとしたら、囲い方や戦法を決めて、勝つパターンを確立していくしか無いと思います。

一手目の事を気にするより、ミスと言うか、明らかに自分の形勢を悪くする手を指さないのが大事のように思います。


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7六歩

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