2012年3月18日日曜日

将棋の棋譜解説番組を見ていたら、解説者のプロ棋士の方が「0手で拠点を作ること...

将棋の棋譜解説番組を見ていたら、解説者のプロ棋士の方が「0手で拠点を作ることができた」や「0手で相手の陣形を崩した」というような表現をされていました。この場合の0手とはどういう意味でしょうか?


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例えば駒の配置で▽3二金▲3五銀の形があるとします。先手は歩を2枚以上持ち駒に持っているとします。



▲3三歩と叩き、▽同金に▲3四歩と打ち、▽3二金と引いたとします。



そうすると最初の局面と比較すると▲3四歩の拠点ができた形に変わり、また先手番です。



つまり1手もかけず、つまりゼロ手で▲3四に拠点を作ったことになります。もちろん歩は損しましたが、盤面だけで見た場合です。



ただし、あまりにも駒損をした場合は、最終盤以外は普通は「ゼロ手で」とは言いません(歩の代わりに香車以上の駒を捨てるなど)。

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